大丈夫。たった1分で落ち込んだ気分が楽になる方法。
■落ち込んでいてはいけない?
「仕事でミスを連発してしまった。」
「家族にきつく当たってしまった。」
「信じていた人に裏切られた。」
原因はいろいろですが、なにかのきっかけで
気分がズドーンと落ち込むことがあります。
「何もする気がしない」と感じるだけでなく、
体調まで悪くなってきて、心身ともにへとへと・・・
そして、「落ち込んでいてはいけない!」と
無理に明るく振舞い、落ち込んでばかりいる
自分をつい責めてしまう。
「落ち込んでいる」というだけでもしんどいのに、
自分自身がさらに追い打ちをかけてしまいます。
今回は、なぜ落ち込んでいる状態から抜け出せないのか
原因と対処法をお伝えできればと思います。
■「落ち込む」ことを自分で選んでいる
なぜ落ち込んでいる状態から抜け出せないのは
「落ち込んでいる自分を許せない」ということが考えられます。
本当の自分はすっごくしんどいのに
「笑顔でいなくちゃ(じゃないと認められない)」
と無理をして、更に自分を追い詰めてしまうのです。
更に、選択理論心理学という分野では、
この「落ち込んでいる」という状況を、
自分自身が落ち込むという行動を選んでいる
という考え方をとっています。
そして、その「落ち込みを選択する」のには、
3つの理由があると説明しています
1.怒りを抑えるため
2.直接的にお願いをすることなく、人に助けを求めるため
3.したくないこと、恐れていることを、しない言い訳にするため
人は落ち込んでいるとき、このように扱われたいと思って
自分自身でその状況を選んでいます。
つまり、「立ち直れない状況」というのは
「落ち込みを選択し続けている状況」ということです。
立ち直りたければ、落ち込むことを選択しなければ良いのです。
■対処法
「落ち込む」ことを選択しない為には、
自分自身をポジティブな感情にしてあげること。
「嬉しい・楽しい」と感じるようなすることが大切です。
まずは、自分を喜ばせて自分を大好きになってください。
肩が凝っているなら、マッサージしたり
落ち込んでいる自分も認めてあげてください。
落ち込んでしまうのは、頑張った証拠です。
「私はすばらしい」と今日の日記に書いて、
自分にご褒美の言葉をあげてください。
書くことはインプットとアウトプットを
両方同時に行えます。
自分に対してポジティブな言葉を書くと、
目から書いた言葉の情報が入り、
あなたの脳は「褒められている」と認識します。
自分を認めて、自分と両想いになることで
「無理に」笑顔にするのではなく、
自然に笑顔が出るようになりますよ。
そして、笑顔でなっているときは副交感神経が活発になり、
深い呼吸ができることが近年の研究により分かっています。
■深呼吸しよう
今すぐ笑顔になるために、背筋を伸ばして姿勢を正してください。
そして、少し上を向いて大きく深呼吸してください。
大きく吸ってゆっくり吐いてみましょう。
すると、十分な酸素が脳に行き届いて
気分が明るくなってくるはずです。
とっても簡単なことですが、
がっくり落ち込んでいるときに「さぁ深呼吸しよう!」
と思いつくことはあまりないかもしれません。
心と身体は連動します。
身体からアプローチして、自分の心を整えてあげましょう。