「時間がない!」今すぐ始められる、心に余裕を持つための方法
■時間に追われていませんか?
「毎日時間に追われて辛い!!」
時計で有名なSEIKOが10代〜60代の男女1,200人を対象にした
あるアンケートによると、日本人の60%以上が
そんな気持ちを抱えながら日々を過ごしているそうです。
やるべきことが多すぎたり、
何から手を付けていいか分からなかったり。
やりたいことで手一杯なのに、
人から頼まれたら断れず引き受けてしまったり。
いつも何かに追いかけられているような焦燥感や
イライラした気持ちにとらわれていませんか?
「時間がない!」「忙しい!」
日々そう感じているあなたに、今すぐ始められる
心に余裕を持つための方法をお伝えします。
■なぜ時間に追われるのか
そもそも、人間は時間に対するプレッシャーに
あまり強くできていません。
元々、動物には時間の概念はほとんどなく
「日中か夜か」その程度の感覚で生活しています。
人間もこのような感覚で生きていたはずなのですが、
文明が発展したことにより時間の概念ができました。
結果、動物的な感覚が人間の文化と合わなくなり、
「時間に追われる」状態になってしまいました。
こうした時間というプレッシャーを感じながら、
一生懸命効率化して分刻みのスケジュールを立てて・・・
そんなことを続けていれば、
気持ちにも体力にも余裕がなくなってしまいます。
しかし、その一方で、楽しいことに没頭していると
あっという間に時間が経っていることはありませんか?
不思議なことに、没頭して集中していれば、
「追われている」という感覚を感じないのです。
言い換えると
「集中してないから追われていると感じる」
ということです。
■集中すると時間があっという間に過ぎる
集中してないから追われていると感じる。
集中していれば、「追われている」と感じない。
「なるほど!集中すれば良いのか!」と思っても、
全然集中できず、何度も時計を見てしまう・・・
どうすれば集中した状態になれるのでしょうか。
重要なことは、「今」に100% 集中することです。
タスクを終わらせることに集中するのではなく、
淡々と「今、取り組んでいることだけ」に目を向けます。
「集中する」とは手段ではなく結果なのです。
スポーツ選手が「ゾーン」と表現する状態は、
まわりのことが一切気にならないほど、
目の前のことに集中している状態です。
この時の脳波は、
落ち着いてリラックスしているときに出るα波と
活発な思考や緊張をしているときに出るβ波の
ちょうど中間ぐらいの脳波になっているそうです。
ストレスと同時にリラックスもしている状態が
「ゾーンに入った」状態ということができます。
必死に肩に力を入れて根性で頑張っても
ずっと「追われる」感覚がついてきます。
ストレスとリラックスが両立した時に
「集中する」ことができるのです。
■リラックスが大切
真面目で努力をするタイプであるほど、
ずっとストレスを感じていて、
リラックスできていない状態のことが多いです。
時間に追われていると感じる人は、
その頑張りすぎている身体の肩の力を抜いて
リラックスしてください。
集中するのに集中するのではなく、
全身をリラックスさせ、
集中を呼び寄せるようにしてください。
ちょっとくらい時間に間に合わなくても大丈夫。
そのくらいの気持ちでやることが、
時間から解放されるコツなのです。
スペインにはシエスタと呼ばれる
お昼寝の文化があります。
午後1時〜午後3時頃の集中力が鈍る時間帯に
10分程度の昼寝やリラックスする時間を取った後、
仕事に復帰して生産性を高めよう、というものです。
この短時間のお昼寝はパワーナップとも呼ばれ
集中力の向上・ストレス軽減・記憶力向上
といった効果が立証されています。
「時間を守って認めてもらおう」と思うのではなく
調度よくリラックスしながら、
目の前のことだけに集中することで、
結果的に良い方向へ向かうのです。
もう無理をするのはやめて、
少しお昼寝してリラックスして
時間に追われず、心にゆとりのある状態で
毎日を楽しみましょう。